癌性髄膜炎 (meningeal carcinomatosis) 治療

1.Google scholar

MTX大量静注療法が一般的です。MTX大量投与により様々な副作用が出現します。この治療ではMTXによる一般的な副作用に加えて、白質脳症にも絶えず気を配ってください。治療後に意識レベルが悪化した場合は、現病の悪化だけでなくMTXの副作用(白質脳症など)の可能性があります。一方で、ホルモン感受性のある乳癌などではホルモン療法により比較的よい予後が得られることがあります。

1. MTX大量静注療法
1. メトトレキサート(MTX) (3.5 g/m2)? 約6時間で点滴静注(増減)
2. LV(ホリナート)救援療法

MTX 3.5g/m2の投与量はあくまでも目安です。日本人には少し多い可能性もあります。そのため、MTX投与後に髄液中のMTX濃度を測定し、危険限界値を超えていないことを確認、あるいは濃度によって2クール目のMTX投与量を調節してください。この疾患では脳血液関門が壊れていて、予想以上に髄液中のMTX濃度が高くなることがあります。
MTX大量静注療法のプロトコールは>こちら
その他、直接髄腔内に抗癌剤を投与するintrathecal chemotherapyもあります。やはり、MTX、Cytarabine、Thiotepe(日本製造中止)が主に使用されます

2. 放射線療法
特に、Performance statusが低い場合や、bulkyな病変が検出された場合などに適応となります。予後改善効果はMTXより劣ります。

    部分照射:CSF block or flow abnormality、症状が伴う局所やbulky massへの選択的照射(30-36gy in 3 gy daily fractions)、疼痛へのpalliative therapy
    全脳照射:脳転移を合併している症例、bulky massを伴うときに考慮 (i.e. 30gy in 10 fractions)

3. 対症療法

    1. 抗浮腫療法:デキサメサゾン(i.e. 8mg q12h)、グリセロールなど
    2. 水頭症に対する治療:脳室ドレナージ(VPシャント造設、Ommaya resrvoir造設)
    3. 抗痙攣療法

Appdendix
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