全生活史健忘(Generalized Amnesia)

はじめに
ドラマなどでもよく見ますが、多くは著しい心理的ストレスを契機に発症する記憶障害で、発症以前の自分に関する記憶が思い出せない状態です。好発年齢は20歳前後で男子に多く、2ヶ月以内に生活史健忘を回復することが多い様ですが、長期に遷延する報告も少なくありません。
頭部外傷後にも同様の症状が見られることがあります。
エピソード記憶に関する逆行性健忘で、記憶の想起に関する可逆性の障害と考えられています。脳波や心理検査は正常であることが多い様です。

脳画像
PET、SPECT、fMRIによる検討はなされていますが、報告によって一貫した責任病巣は明らかでありません。
FDG-PETでは、右下外側前頭前野、左辺縁上回、両側眼窩前頭野、左島、左海馬などの糖代謝低下がとらえられた例が報告されています。

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