Foreign accent syndrome (FAS)、外国人様アクセント症候群

はじめに
Monrad-Krohnが1947年に報告したノルウェーの女性例が有名で、同じ母国語を使用する第三者が「外国語のようだ」という違和感を持つような発語障害を特徴とした症候群です。プロソディー(音声の韻律的な特徴で、高さ、強さ、速度、アクセントなど)の異常が目立つ状態ですが、語彙や文法機能はほぼ正常に保たれます。
日本人の報告例では、多くは韓国語、中国語、英語へ変化しています。

原因

  1. 器質疾患によるもの(neurogenic FAS):原因疾患として脳血管障害が最多。頭部外傷、脳腫瘍、神経変性疾患(FTD、PNFA)、多発性硬化症、脳炎など。病巣部位としては左大脳半球が67例と最多ですが、基底核や皮質下、さらに右半球や小脳、脳幹の報告もみられます
  2. 学習障害によるもの(developmental FAS
  3. 精神疾患によるもの(psychogenic FAS):解離性障害、統合失調症、難治性脅迫障害、双極性障害など

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