頭頂葉てんかん(Parietal lobe seizures)

はじめに
頭頂葉に焦点を持つてんかんは、知覚異常発作として1863年にJacksonによって記載されています。頭頂葉の体性感覚野は3つに大別されますが、頻度が多いのは中心後回にある一次感覚野由来の発作です。
知覚症状を主体とする一側性の症状の時に疑いますが、顔面は両側性支配ですので、症状も両側に見られることもあります。また、焦点が二次感覚野にある場合は、四肢から体幹でも両側性の発作や、同側性の発作を示すことがあるので注意が必要です。
さらに拡散すれば、強直発作、間代発作に進展します。

症状
以下の様な発作が有名です。

  • 体性感覚発作
    うずきやしびれなどを伴った知覚鈍麻です。時に皮下に何かが這う様な感じを訴えることもあります。通常は顔面や四肢の一部から始まって、次第に体全体に広がっていきます。多くは末梢から中枢の方向に広がります。
    対側の中心後回または二次感覚野由来と考えられます。
  • 疼痛発作
    痛みの性状は明瞭(刺し込む様な、押し込む様な、激しい、尋常でない)で持続時間は短く、部位も限局していて、手の指、顔面、下肢の順です。
    対側の中心後回由来と考えらえれています。
  • 身体図式(bodyimage)の障害
    劣位半球の3次感覚野に原因が想定ていますが、比較的まれな症状です。 体が空中に浮いている、ねじれている、体がバラバラになっているなどと表現されるます。体が変形している感じ、四肢の一部が伸びたり縮んだり、膨張/収縮する感覚が認められます

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