SESA症候群(subacute encephalopathy with seizures in alcoholics)

はじめに
未だ明確な基準は作られていませんが、アルコール依存症歴のある症例で見られる亜急性の脳症で、意識障害、認知機能障害、可逆性の運動障害、部分発作から痙攣重積発作などの症状をきたします。禁酒数日後あるいは禁酒とは関係なくみられる病態で、禁酒1-3日後にみられる巣症状のない全般発作であるアルコール離脱とは異なると考えられています。
重積状態のない状態では、focal NCSE(non-convulsive status epilepticus )が病態と考えられていますが、微小血管障害の合併も疑われています。
多くの症例では、大脳半球の片側に痙攣重積発作で見られるような、主には大脳半球(皮質から皮質下)や視床の高信号(DWI、T2、FLAIR)が見られ、一部は可逆性です。
脳波ではlateralized periodic discharges (LPDs)、同部位の脳血流の増加が見られることも多いことから、抗てんかん薬により治療が行われます。
しかしながら、病変側の大脳半球の萎縮が徐々に進行する予後の良くない場合も多くみられます。

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