脳塞栓 治療

脳卒中治療ガイドライン 2009:書籍

血栓溶解療法の適応から外れるとなかなか治療は難しいものがあります。

急性期治療
アスピリン投与
脳梗塞急性期のアスピリン投与は、脳梗塞の機能予後を改善させるため。使用が推奨されます。つまり、アスピリンでbridging後にワーファリンを導入します。ただし、大きすぎる脳梗塞や出血性梗塞になった場合は投与しないか、中止が好ましいと考えます
グリセロール(抗浮腫療法)
高張グリセロール静脈内投与は、頭蓋内圧亢進をともなう大きな脳梗塞の急性期に推奨される。
処方例:グリセオール(1回200mlを1時間以内、1日2-6回)
エダラボン(ラジカット):脳保護剤
発症24時間以内の各種病型の脳梗塞に対しフリーラジカルスカベンジャー(ラジカット)の投与が推奨される。
処方例:ラジカット注30mg 1A+生食100ml(1日2回)14日間
注)eGFR<30あるいはCr>1.5と腎障害が強い場合は、効果が乏しく腎障害、肝機能障害が強く出る可能性が高いため、使用を控えてください

再発予防
ヘパリン(急性期塞栓再発予防)
最近はあまり行われません。発症48時間以内に出血の認められなかった症例に対しヘパリン投与が再発予防に効果があるとの報告があるが一定した見解がないからです。再発予防の目的で使用する場合にも、十分なインフォームドコンセントが必要である。
処方例:ヘパリン注 1万-1.5万単位持続静注(APTT 1.5-2.0倍を目標)
ワーファリン
頭蓋内出血などが目立たなければ、比較的早期から、アスピリンをワーファリンに切り替えることにより、再発予防を行います。

慢性期治療
1. ワーファリンコントロール
2. 心房細動、弁膜症など心疾患の治療

出血性梗塞のリスク

    広範囲梗塞(特に心原性塞栓による)
    入院時の高血糖
    血栓溶解療法
    高齢者

コメントを残す

*