アテローム血栓性脳梗塞

脳卒中治療ガイドライン 2009:書籍

血栓溶解療法の適応を外れると、有効な治療はあまりないのですが、急性期のアスピリン投与以外に、内頸動脈の評価が重要です。

急性期治療
アスピリン:抗血小板療法

110-300 mg/日の経口投与は、発症早期(48時間以内)の脳梗塞患者の治療法として推奨される。
処方例:バイアスピリン2T1x 7日間投与後、1T1Xで維持
アルガトロバン(ノバスタン):抗凝固療法
発症48時間以内のアテローム血栓性脳梗塞に選択的トロンビン阻害薬のアルガトロバンが推奨される。
処方例:初めの2日間(ノバスタン注10mg 6A(60mg)を持続静注)、その後5日間(ノバスタン注10mg 1A+生食100ml 1日2回)
オザグレル(キサンボン):抗血小板療法
オザクレル160 mg/日の点滴投与は、急性期(発症5日以内)の脳血栓症患者の治療法として推奨される。
処方例:キサンボン注20mg 4A(80mg)+生食100ml (1日2回)14日間
エダラボン(ラジカット):脳保護剤
発症24時間以内の各種病型の脳梗塞に対しフリーラジカルスカベンジャー(ラジカット)の投与が推奨される。
処方例:ラジカット注30mg 1A+生食100ml(1日2回)14日間
注)eGFR<30あるいはCr>1.5と腎障害が強い場合は、効果が乏しく腎障害、肝機能障害が強く出る可能性が高いため、使用を控えてください

慢性期治療
1. 抗血小板療法

    アスピリン:バイアスピリン1T1X
    アスピリン+徐放性ジピリダモール(本邦での保険適応なし)
    プラビックス

アスピリンとプラビックスの併用は、出血リスクが高くなるため、ステント留置などの特殊な状況がある場合以外は推奨されない

2. 外科的治療
頸動脈内膜剥離術(CEA)
ステント留置術(CAS)

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