意味性痴呆(語義痴呆) update

Gray and white matter water diffusion in the syndromic variants of frontotemporal dementia. Neurology 2010 74: 1279-1287.
拡散テンソル画像を用いた検討で、行動型FTD、進行性非流暢性失語症、意味性痴呆(語義痴呆)では萎縮が見られる灰白質の拡散は上昇し、また皮質間を連絡している白質の介在ニューロンの障害も検出された

Fluorodeoxyglucose F18 Positron Emission Tomography in Progressive Apraxia of Speech and Primary Progressive Aphasia Variants. Arch Neurol. 2010;67(5):596-605.
FDG-PETによる検討では、進行性非流暢性失語症や進行性発語失行症などの非流暢性失語を呈する場合にロランド裂前方の糖代謝が低下し、意味性痴呆(語義痴呆)や進行性logopenic失語などの流暢性失語の場合にはロランド裂後方の代謝が低下しており、さらに流暢性、非流暢性失語を呈する疾患群の鑑別もある程度可能であった

What Is Semantic Dementia?: A Cohort Study of Diagnostic Features and Clinical Boundaries. Arch Neurol. 2010;67(4):483-489.
意味性痴呆(語義痴呆)では、意味性ジャーゴン(50%)、過度の饒舌(22%)、語用障害(76%)などが見られ、進行性非流暢性失語症と対照的に語義置換が見られる頻度が高い(54%)が、音韻障害が見られないなど特徴があり、他の前頭側頭葉認知症やアルツハイマー病と臨床的に鑑別可能と考えられる

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