Paraproteinemiaに伴う末梢神経障害 治療

多発性骨髄腫の診療指針:参考書籍


1. 多発性骨髄腫(MM)に伴う末梢神経障害
治療抵抗性で神経症状改善効果がはっきりしている治療法は殆どありません。免疫学的機序で末梢神経が障害されている可能性もあるのですが、免疫抑制剤、PE、IVIgは殆ど効果がないのが現状です。一方で、MMそのものに対する治療は以下のものがあります。
MMの治療で、末梢神経障害が改善するか停止するか増悪するかなどは信頼できるデータがないため不明といわざるおえませんが、、、
症候性MMの治療

    MP療法:昔の最も標準的な治療(CRは5%未満、 OSの中央値は3年 )
    PBSCT:現在の60歳以下の症候性MMでは第一選択(CRは30%、OSの中央値は4.5年)
    VAD療法:ビンクリスチン+ドキソルビシン+デキサメタゾン。PBSCT前に行うこともあります。単独では効果はMPと同等ですが症状の改善速度が速いようです
    Thalidomide療法:再発例に対してよく使用されます(CRは単剤治療で5%、DEX(デキサメタゾン)併用で10%)
    ボルテゾミブ:新規薬剤であるプロテアソーム阻害薬です

無症候性MMの治療
末梢神経障害が強ければ、あるいは進行が早ければPBSCTを考慮しても良いのかもしれません
一方で、無症候性MMに対しては早期にMP療法、Thalidomide治療を開始しても生命予後改善効果はないようです

ちなみに、International Staging System(ISS)で予後予測が可能です

病期 基準 生存期間中央値
I 血清β2MG<3.5mg/dl + Alb ≧3.5g/dl 62ヶ月
II 病期IとIIIの何れにも属さないもの 44ヶ月
III 血清β2MG≧5.5mg/dl 29ヶ月

2.MGUS
Coming soon

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