薬剤性パーキンソン症候群 治療

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1.原因となった治療薬の中止。

多くの場合、投与中止により症状は改善し、ほとんどが中止から2、3 ヵ月で症状が消失します(時に半年くらいかかることもあります)。抗精神病薬などをどうしても中止出来ないときは、薬剤性パーキンソニズムを起こしにくい非定型抗精神病薬を使用することを勧めてください。特に高齢者では、使用する医薬品の量を最小限にとどめることも考慮すべきです。
2.抗コリン薬やアマンタジン
症状の改善を待つ間には、対症療法を行なうのが一般的です。

その他のオプション
予防的治療

パーキンソン病の家族歴が有り、高齢者で、女性の患者では、薬剤性パーキンソニズム予防のために、抗コリン薬またはアマンタジンを使用して予防をしても良いかも知れません。

急性期治療
医薬品投与により急激にパーキンソン症状が出現した時に行う治療で、ドーパミンやドーパミンアゴニストは有効でないことが多く、抗コリン薬や抗ヒスタミン薬で急性期は対処することもあります。また、アマンタジンは有効であるという報告があります。かなり重症の場合は、それでもドーパミンを点滴で使用すると言う方法もありますが、その有効性に関しては結論が出ていません。

長期間抗精神病薬を使用する場合の予防治療
3ヶ月以上抗精神病薬を使用するときは、長期的に予防をする必要があります。年齢・性別で限らず、抗コリン薬を使用してください。

ドーパミン拮抗作用のある医薬品による薬剤性パーキンソニズムでは、ほとんどの場合、投与の中止で症状の改善がみられますが、改善しないときは薬剤性パーキンソニズムを誘発しにくい非定型抗精神病薬に変更しましょう。

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