脳血管性パーキンソン症候群 診断

疫学
パーキンソニズムの原因の約10%程度と言われていて、基底核病変を認めることが多いためドーパミンの受け取り側の障害ですので、抗パーキンソン病薬の効果は殆どありません

特徴

    1. 70歳以上に多い (パーキンソン病は40?50歳以上に多い)
    2. 高血圧、糖尿病、高脂血症などの既往歴または合併が多い
    3. 振戦が見られることが少ない
    4. 静止時の振戦はごく稀で、一定の姿勢をとったときだけに振戦が現れる傾向がある(姿勢時振戦、パーキンソン病は安静時)
    5. 小刻み歩行は見られるが、歩幅の広い緩慢歩行で、小脳失調性歩行に似た開脚位歩行をする(パーキンソン病の前屈位歩行とは異なる)
    6. 筋肉の固縮は高い頻度で出現。ただし程度は軽く、歯車様ではなく、鉛管様である
    7. 発病の初期から姿勢反射障害が顕著
    8. 仮面様顔貌はさほど目立たない
    9. 一般に下半身の症状が顕著
    10. パーキンソニズムに非特異的な仮性球麻痺、不全片麻痺、腱反射亢進、バビンスキー徴候などが合併することが多い。
    11. パーキンソン病治療薬に対して反応が不良

画像
大脳基底核(被殻、淡蒼球外節、尾状核)、視床などに両側性の多発小梗塞を有する例が多いといわれていますが、びまん性白質病変を認めることも多い印象があります
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T2強調画像:主に基底核に小さな虚血病巣が多数見られます。一方で、このMRIのような基底核中心の虚血病変ではなく、びまん性白質病変でパーキンソニズムを来たす方も多くいます。

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