本態性振戦 診断

症状
不随意運動の中では頻度が高く動作時の振え(振戦)が特徴です。震えは早く細かく、6-12Hzと言われています。原因ははっきりしませんが、Guillain-Mollaretの三角も責任病巣の可能性があります。
 ・ 字を書く時に手がふるえる
 ・ 箸やコップをつかむ時に手がふるえる
 ・ 頭がふるえる
 ・ 人前で挨拶する時に、声がふるえる
手、頭、喉など様々な部位が対象になるため、このような症状が特徴ですが、精神的緊張で悪化し、少量のアルコール摂取時に症状が一時的に軽くなる特徴もあります。症状は徐々に進行しますが、生命予後の悪化はないようです。
症状のひどい患者では、企図振戦を来たすこともあります。

その他の神経症状
認知機能障害、人格障害、小脳症状などを合併した報告もあり、均一の疾患でないかもしれません。

鑑別診断
明らかな振戦を起こす要因には、パーキンソン病、ストレス、不安、疲労、アルコール(禁断症状も)、甲状腺機能亢進、カフェイン摂取、刺激薬(エフェドリンなど)の使用などがあります。ジストニア、羽ばたき振戦あたりも鑑別します。神経内科であれば、振えの特徴、血液検査、脳画像、薬に対する反応性、MIBG心筋シンチなどなどで、自然に鑑別していることでしょう。
脆弱X関連振戦/運動失調症候群」も同じタイプの振戦を来たします。

画像
現在のCT、MRIでは異常を検出できません。
PETや、MRSで小脳のoveractivityなどの異常を検出し得た報告はありますが、臨床現場での使用には至ってません。

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