高容量ステロイド療法

処方例

メチルプレドニゾロン1g in ソリタT3 500ml 1時間で静注 3(から5)日間
(商品名、ソル・メドロール、メドロール、デポ・メドロール、プリドール、ソルメルコート)

一般的にステロイドパルス療法にはメチルプレドニゾロンが使用されますが、これは電解質作用が少ないステロイド剤であることが理由です。溶媒はブドウ糖を含まずカリウムを含んだものが個人的には好みなのですが、いかがでしょう。パルス療法終了後には、疾患によって様々ですが、プレドニゾロン30-60mg/日の内服による後療法を行うことが多いです

副作用Wiki

消化性潰瘍、精神症状、血栓傾向、血糖上昇など適切に対処しましょう

1.治療中に起こるもの
不眠、不安、躁状態、精神病、味覚異常(金属味)、食欲増進、体重増加、嘔気、嘔吐、胃部不快感、胃痛、顔面紅潮、発汗、頭痛、筋肉痛、挫傷、緑内障、膵臓炎、不整脈、non alcholic steatohepatitis (NASH)

2.危険因子のある患者で早期に起こるもの
消化性潰瘍、糖尿病、高血圧、アクネ、うつ病

3.長期あるいは反復投与でおこるもの
骨粗しょう症、骨壊死、白内障、脂肪肝、クッシング様徴候、感染症、創傷治癒遅延

高容量、あるいは長期ステロイド使用に関する注意
分割投与

    3分割
    朝昼2分割
    不均等投与

などがあります。一般的には抗炎症効果は3分割投与が1番強くいのですが、夕方のPSLの内服は不眠をひきおこすことが多いのが難点です

投与方法について
経口が不可能な場合や腸炎など腸管からの吸収が悪いと考えられる場合は、経口量の等量を2分割で静注投与します

減量方法
疾患ごとに異なりますが、初期量は4週間投与後、2週間ごとに5mgずつ減量、20mg以下では1-2mg/2-4週ずつ減量、必要であれば約10mg/日で維持投与とします

副作用予防

    胃潰瘍予防
    ステロイド単独投与ではPPI、H2ブロッカーは使用しないことが多いのですが、NSAIDsやアスピリン併用時は使用します
    感染症の予防
    手洗い励行、うがい励行、カリニ肺炎に対する少量バクタ投与 (1T1X )は、間質性肺炎合併時には全例投与し、免疫抑制剤併用時やIgG低下時には必要に応じて投与するのが一般的です
    バクタでは、低ナトリウム、低カリウムなどの電解質異常や肝機能障害などの副作用に注意を払ってください
    抗真菌剤(イトラコナゾール、ボリコナゾールなど)投与を行うこともあります
    血栓症の予防
    血管炎やSLEのときはバイアスピリン投与、LAC陽性やカルジオリピン陽性やループス腎炎(?-?)合併のときはワーファリゼーション(INR2-2.5)(約2-3ヶ月、主に入院中)
    ステロイドパルス施行時でDVTが存在する場合やD-dimerが高値などリスクが高いときはワーファリンあるいはヘパリン投与を
    骨粗鬆症の予防[ref]
    ステロイドの投与量に関係なく3ヶ月以上使用中または使用する予定の患者で、以下の危険因子スコア3点以上の場合には、アレンドロネート(ボナロン)、あるいはリセドロネート(アクトネル)投与(妊娠可能女性には催奇形の危険性を話し、了解をえたうえで)
    骨量正常で妊娠可能女性の場合、活性型Vit.D

osteo manegement

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