ギラン・バレー症候群 治療

1. ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群診療ガイドライン〈2013〉:日本神経学会のガイドライン(書籍)
2. 神経免疫疾患治療ガイドライン

血漿交換と、IVIg大量静注療法が中心で、効果は同程度です。まずは、呼吸障害、自立神経障害などをしっかりと管理しつつ、臨床経過、髄液所見を参考に、末梢神経伝道速度検査にて確定診断を行ってください。確定診断はつかなくとも、強く疑われる場合も治療の適応になると考えられます。その後、作用、副作用をきちっと患者さんにお話してから最初の二つの治療を選択してもらいすぐに治療を開始します。
下記の二つの治療効果は同程度ですので、IVIGの禁忌(IgA欠損症、溶血性貧血、免疫不全など)がないのであれば、IVIg大量静注療法の方が合併症が少なく好ましいと考えられます。単純血漿交換の後に、IVIg大量静注療法を行うことは、単独治療の効果を超えることはなく推奨されていません。
治療例:
1.単純血漿交換:軽症例2回、中等度以上4回
2.IVIg大量静注療法:症状の改善に乏し再投与する場合は、健康保険状「治療により筋力低下の改善が見られた後、4週間以内に再燃した症例」に限って認められるようです。ただ、血液粘度の上昇もあるので少なくとも初回投与から1週間以上空けて再投与を行います
3. IVIg大量静注+ステロイドパルス:IVIg単独よりも、自力歩行可能となるまでの中央値がやや短縮されるようです

全身管理
上記の治療よりも重要です

    1.呼吸・循環管理:主にはSIMVでの管理が必要になることがよくありますが、長引く場合は気管切開をしてください
    2.深部静脈血栓予防:弾性ストッキング、ヘパリン、ワーファリンなど
    3.感染症コントロール
    4.腸管麻痺の管理
    5.リハビリテーション
    6.感覚障害に対する対症療法

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