胆管炎

概念
悪性腫瘍や結石による胆管閉塞により生じた胆汁うっ滞に感染が合併した結果生じる胆管壁と内腔の炎症です。細菌感染の原因として、十二指腸から胆管への逆行感染や門脈からの血行感染が考えられている。

診断
以下の症状が古くから有名です

    胆管炎
    Charcot の三徴(黄疸、発熱、腹痛)
    急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)
    Raynoldsの五徴(三徴にショック、意識障害を加えたもの)

検査
血液検査

    胆道系酵素やビリルビンの上昇
    (落下結石などで急速な結石嵌頓が生じた場合は肝酵素の上昇が優位)
    感染を伴う場合は白血球の上昇やCRP陽性

腹部超音波検査

    結石自体の描出率は低いため、胆汁うっ滞のサインで間接的に診断します
    11mm以上の総胆管拡張、肝内胆管拡張(parallel channel sign, shot gun sign)など

治療
治療の基本はドレナージです。
保存的治療
禁食、輸液、胆道系に有効な抗生剤((Ampicillin/sulbactam (ユナシン) 1回 1.5 g 6時間毎静注)、あるいはSBT/CPZ(スルペラゾン)、最近ではニューキノロン剤も使用される)投与。
ドレナージ
胆道の減圧と胆道内感染胆汁の排除のため行いますが、この胆道ドレナージが最も基本となる治療です。特にAOSCでは胆道ドレナージの絶対適応で速やかに治療しましょう。ていうか、消火器の先生にやってもらいましょう。

予後
胆管炎の原因疾患によるものの、結石によるものであれば比較的良好です。

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