小児/妊婦の多発性硬化症 治療

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周産期のMSの活動性
MSと妊娠・分娩の関係については多くの疫学的研究がおこなわれていて、妊娠・分娩が必ずしもMSに悪影響をおよぼさないことが明らかとなっています。
特に、欧州でおこなわれたpregnancy and multiple sclerosis (PRIMS) 研究が有名で、妊娠中のMS再発率は低く、とくに第3三半期には再発率がおよそ 70%減少していることが示されています。しかしながらこの研究ではMSとNMOの区別はなされていません。
また、出産後は一時的に再発率が上昇することも知られています。そして、母乳栄養をしている経産婦はMSの再発率が低下するという驚くべき報告もあります。

周産期のMSの病態
一般に、妊娠にともなう母体の免疫機能の変化としてサイトカインバランスがTh2へ偏倚することによって、妊娠を維持するように働いていることは有名かと思います。MSはTh1サイトカインが疾患増悪に関与していると考えられているため、妊娠中期のTh2優位な状態が再発率減少の一因かもしれません。

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