臨床的にNPSLEが疑われる場合には、まず病態を修飾する因子である感染、高血圧、代謝異常、電解質異常の検索や是正が重要です。
原病に対する治療
寛解導入療法
NPSLEに唯一エビデンスがあるものとして、ステロイドパルス療法+後療法にエンドキサンパルス療法を加えたものになります。
それらに効果が乏しい場合は、IVIgや血漿交換療法を考慮します。
維持療法
免疫抑制剤
ステロイド少量投与
MMF
AZA
HCQ(プラニケル)
Tac
分子標的薬
リツキサンなど
対症療法
合併する病態に応じて、例えば以下のような対症療法を行います
抗けいれん薬
抗うつ薬、向精神薬
抗凝固薬、抗血小板薬
