免疫グロブリン大量静注療法

商品名:グロベニン-I(CIDP, MMN)、ベニロン-I(GBS)
免疫グロブリン 0.4kg/kgを添付の注射溶液に溶解し、5%濃度として点滴静注 5日間
投与開始から1時間は0.01ml/kg/分、副作用がなければ0.03-0.06ml/kg/分に速度を上げる

注意
急速な投与は血圧降火を起こす可能性があり、ショックなどの副作用は初日の投与開始後1時間以内に起こることが多いので注意する
二日目以降は初回の最高投与速度での投与開始が可能です

副作用
5%の症例で何らかの副作用が見られます。頭痛などの軽度の副作用は投与開始後1時間以内に起こることが多く、投与速度を下げることにより改善することもあります。
無菌性髄膜炎は投与開始48-72時間に見られますが自然寛解することが多いようです。
特に先天性IgA欠損症患者は、アナフィラキシー反応を起こすことがありますので、投与前に免疫グロブリンの測定は必要だと考えられます。
高齢者、DM、腎機能障害患者では急性腎不全を来たす可能性があり、脱水の補精と厳格な腎機能の経過観察が必要です。
血栓症の既往のある患者では血液粘稠度の上昇に伴う血栓塞栓症のリスクがあり適切な投与量や投与速度の調節が必要です。
IVIgの原材料となる血液は、B型、C型肝縁、HIV-1/2、HTLV-I、梅毒のスクリーニング検査が行われており、製造過程においては核酸増幅検査、エタノール処理、ウィルス除去膜処理などが行われていますが、未知のウィルスの完全な不活化や除去は保障されていませんので、患者への説明が必要です。

IVIgの副作用
軽度の全身症状

頭痛、悪寒、嘔気、発熱、疲労感、筋痛、関節痛、血圧上昇、軽度の血圧低下、発疹、汗疱
重度の副作用
ショック、アナフィラキシー、脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症、急性腎不全、心不全、無菌性髄膜炎、肺水腫、肝機能障害、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少

作用機序

    抗イディオタイプ抗体による抗体活性の中和
    IgGの異化亢進
    サイトカインの産生・放出の調節
    活性化補体の沈着抑制
    Fc受容体を介した貪食細胞機能の抑制
    T細胞機能の抑制

など

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