群発頭痛 診断

慢性頭痛の診療ガイドライン 書籍

概要
片側の眼窩部を中心とした部位の激しい痛みが特徴で、持続時間は30分-2時間程度で、痛みと同じ側の流涙、結膜充血、鼻閉、鼻漏、眼瞼浮腫、眼瞼下垂などの自律神経症上を伴います。ほぼ毎日数ヶ月発作が発現する群発期と、発作のない寛解期を繰り返します。群発期には飲酒で痛みが誘発されることもあります。
女性が男性の3-4倍の有病率で、片頭痛と同様女性に多いのですが、頻度は片頭痛に比べると稀な疾患です。
視床下部の関与が考えられています。

ICHD-IIの診断基準のうち代表的なもの二つ

3.1 群発頭痛
解説:

厳密に一側性の重度の頭痛発作が眼窩部、眼窩上部、側頭部のいずれか1 つ以上の部位に発現し、15?180 分間持続する。発作頻度は1 回2 日?8 回日である。発作は次のうち1 項目以上を伴う(いずれも頭痛と同側):
結膜充血、流涙、鼻閉、鼻漏、前頭部および顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫。多くの患者は発作中に落ち着きのなさや興奮した様子がみられる。
診断基準:
A. B?D を満たす発作が5 回以上ある
B. 未治療で一側性の重度?極めて重度の頭痛が、眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1 つ以上の部位に、15?180 分間持続する
C. 頭痛と同側に少なくとも以下の1 項目を伴う

    1.結膜充血または流涙(あるいはその両方)
    2.鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
    3.眼瞼浮腫
    4.前頭部および顔面の発汗
    5.縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
    6.落ち着きがない、あるいは興奮した様子

D. 発作頻度は1 回2 日?8 回日である
E. その他の疾患によらない

3.2 発作性片側頭痛
解説:

痛み、関連症候に関して群発頭痛に類似した特徴を有する発作であるが、群発頭痛より持続時間が短く、頭痛
の発作頻度は高い。男性よりも女性に多く認められ、インドメタシン(indometacin)が絶対的な効果を示す。
診断基準:
A. B?D を満たす発作が20 回以上ある
B. 一側性の重度の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部に2?30 分間持続する
C. 頭痛と同側に少なくとも以下の1 項目を伴う

    1.結膜充血または流涙(あるいはその両方)
    2.鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
    3.眼瞼浮腫
    4.前頭部および顔面の発汗
    5.縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)

D. 発作頻度は大半で5 回日を超えるが、これよりも頻度が低い期間があってもよい
E. 発作は治療用量のインドメタシンで完全に予防できる
F. その他の疾患によらない

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