間歇型一酸化炭素中毒 診断

概念
急性一酸化炭素中毒から、回復後に2-40日程度の潜伏期間を経て、急激に認知機能障害、精神症状、パーキンソン症状などを呈する遅発性神経症状(delayed neurologic sequelae:DNS)が知られていて、間歇型一酸化炭素中毒と呼ばれています。
病態生理は不明ですが、二次的血流障害、細胞毒性、NO、免疫学的機序などの関与が示唆されているようで、一部の変化は可逆的です

症状

    認知機能障害、失見当識
    精神症状:錯乱、不安、焦燥、情動不安定、幻覚、妄想
    けいれん
    パーキンソン症状

検査
脳波:
脳MRI:比較的急性期は、両側淡蒼球T1強調像低信号,T2強調像高信号病変。間欠型一酸化炭素中毒では,脳室周囲から半卵円中心を主体とする白質にびまん性のT2強調像高信号病変
危険因子
急性期に以下の様な因子があるとリスクが高まることが知られています

    意識消失、神経学的異常
    心筋虚血
    代謝性アシドーシス
    年齢が36歳以上
    COHb>25%
    暴露>24時間

神経病理
淡蒼球の虚血や壊死、大脳白質の脱髄や壊死、黒質網様部の虚血や壊死、大脳皮質の海綿状壊死、海馬の壊死など様々ですが、白質や淡蒼球の障害が比較的特徴的です。

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