てんかん発作重積状態
すぐに、気道確保、酸素投与、輸液ルートを確保し、以下の薬物で発作を止め、採血、血液ガス、必要に応じて脳CTなどを行ってください。
薬物療法
Step 1. ジアゼパム(ホリゾン、セルシンなど)
セルシン(10mg/ml)5-10mg静注 2-3回まで
これで、止まらなければStep 2へ
Step 2. フェニトイン(アレビアチン)
アレビアチン250mg 静注 50mg/分以下の速度でゆっくり静注します
薬剤の血管外漏出による組織壊死、AVブロックなどの副作用に注意してください
Step2′. フェノバルビタール(フェノバール)
フェノバール 10mg 筋注
効果発現が遅くあまり使いません
アレビアチンを2回、500mg静注後も止まらなければStep 3へ
Step 3. ミダゾラム(ドルミカム)
ドルミカム 0.15-0.2mg/kg静注後、0.05-0.5mg/kg/時 持続静注
脳波のモニターで、脳波上のepileptic dischargeが止まっているかどうかの確認も必要です。これでだめなら、Step 4.へ
Step 4. その他
プロポフォール(ディプリバン)
ディプリバン 1-2mg/kg静注後、2-10mg/kg/時
サイアミラールナトリウム(イソゾール)
イソゾール 2-3mg/kg静注後、2-5mg/kg/時
期間挿管による呼吸管理と、昇圧剤による血圧管理が必要です
Step 5.
重積状態が落ち着いたら、一般的にはアレビアチン250mg 静注/日を続け
てんかん重積の原因、臓器障害の有無、禁忌などを考慮しながら、最適な経口抗てんかん薬を選択しましょう
経口薬の血中濃度が上昇すれば、アレビアチンも中止
