関節リウマチによる筋炎(Rheumatoid myositis)

概念
RAの合併症としては非常にまれです。[ref]
RAに伴う筋炎であるのか、PM/DMを合併したのか鑑別は難しいと思いますが、RAに伴う筋炎では、筋炎の存在にも関わらずCK正常から低下することが多く注意が必要です。
一般的にはRAに罹患して4-6年後に発症します。

症状

    筋痛、筋力低下、筋萎縮、筋攣縮など:近位筋優位

検査

    血液検査:CKは正常でも否定できない。アルドラーゼなどを測定する。CCP抗体、RA、ESR、CRP、MMP-3など
    針筋電図
    筋MRI
    筋生検

病理
一般的な炎症性筋炎の所見に加えて、血管周辺のリンパ球、組織球の集族など

リウマチ性疾患とCK値
RA、SLE、Spondyloarthropathiesなどでは、血清CK値は正常よりも低値を示すことがあります。機序としては、CK inhibitorの存在、クリアランスの上昇、炎症性プロセス、post-transcriptional modification、酵素分解の上昇、(免疫抑制剤などによる治療中)、などが想定されています。

3 Responses to 関節リウマチによる筋炎(Rheumatoid myositis)

  1. 沼沢祥行 より:

    参考になります。関節リウマチの治療中に発症してきた場合は、尚更にCKは上がりにくいかもしれませんし、診断は中々難しそうですね。

  2. Bill and Ben より:

    SjSやRAに関連した筋炎の特徴はまだまだ不明な点も多いと思います。是非、検討して下さい。
    管理人

  3. 沼沢祥行 より:

    コメント返信ありがとうございます!文献を当たってみます!

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