ピック病 診断

現在ピック病という診断は,病理学的にピック球の存在が確認された症例に対して下される。ピック病診断の必要十分条件は「ピック球が存在する」ということだけで,その臨床像がどのようであったかや,脳萎縮が前頭側頭葉に限局しているか否かは問題にしません。
ピック病の臨床像はFTDが多く,SDやPAのこともある。ピック病の大脳皮質の萎縮の分布は,側頭葉より前頭葉に強調される例が後述のFTLD-Uに比べて多いと考えられており,これに関連して言語・発語の症状は,非流暢性,発語失行,あるいは構語障害がよくみられて、これは後述のFTLD-Uとは対照的です。
ピック病の大脳皮質の萎縮は前方に強いことが多いが,より後方の中心溝を挟む領域に萎縮中心がずれ,左右差のある固縮,痙性,失行といった運動機能の障害が前景に立つCBD類似の像を呈する例があります。

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