残念ながら中枢性のめまい症に対して有効な治療薬はほとんどありません。原病の治療が優先されます。
末梢性めまい症薬物療法は症状が強いときはまず、点滴による対症療法、補液、内服可能であれば内服薬を処方してください
点滴薬
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メイロン(炭酸水素ナトリウム)250ml静注
プリンペラン静注あるいは筋注:嘔気が強いとき
セルシン5mg静注あるいは筋注:不安が強いとき
アデホス(ATP)60mg点滴静注
ソル・コーテフ250mg点滴静注:症状が強いとき
内服薬
血管拡張薬
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メリスロン(メシル酸ベタヒスチン)6mg 3-6T分3
イソメニール3-6C分3
フルナール1T/日
その他
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セファドール3T3X
トラベルミン
ユベラニコチネート3C3X
抗浮腫薬
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イソバイド(イソソルブド)90-120ml/日分3:メニエール病に対して
前庭神経炎
1.メチルプレドニゾロン:100mg/日 3日間、以降3日間毎に20mgずつ漸減
2.ゾビラックス 5mg/kgを併用することもあります
良性発作性頭位めまい症に対する理学療法
後半規管型(PC-BPPV)に対するEpley法
外側後半規管型(HC-BPPV)に対するLempert法
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