神経梅毒 診断

Treponema pallidum (T.p)の中枢神経への感染によるもので、感染部位により症状はきわめて多彩です。最近では、HIV症例での感染も問題になっていて、HIV症例ではペニシリン治療のみでの治癒が困難になっています

診断
血清で梅毒反応が陽性であれば、髄液での梅毒反応の検査を行います
梅毒反応は主に以下の二種類で、特異性はトレポネーマ抗原法が高い一方で、STSの抗体価の変動は臨床症状とよく一致します。治療により陰性化するのもSTSの抗体価です。
1. STS (serologic tests for syphilis、緒方法、ガラス板法など)
2. トレポネーマ抗原法

    梅毒トレポネーマ血球凝集検定法(TPHA)
    蛍光トレポネーマ抗体吸収検査(FTA-ABS)

髄液所見:細胞数(単核球)軽度上昇、淡白上昇、IgG上昇が一般的だが様々
画像:病型により様々ですが、造影MRIを含めても異常病変をとらえられないことも多い印象があります。進行麻痺などでは、SPECTによる血流低下所見が得られることもありますが、いずれにせよ非特異的変化です。

病型分類
無症候型
髄膜血管型 meningovascular syphilis

    脳髄膜型神経梅毒
    脳血管型神経梅毒
    脊髄髄膜血管型神経梅毒

実質型神経梅毒 parenchymatous neurosyphilis

    脊髄癆 tabes dorsalis
    進行麻痺 progressive paralysis
    ゴム腫 gumma, gummatous neurosyphilis

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