アザチオプリン(アザニン、イムラン) 治療

はじめに
生体内で6-メルカプトプリンに変換され核内に取り込まれ、プリン合成を阻害することで細胞増殖抑制、免疫抑制効果を発揮します。

アザチオプリン(アザニン、イムラン)
適応疾患:多発性硬化症、NMO、重症筋無力症、神経サルコイドーシス、多発筋炎、MMN などなど
50 mg/日(あるいは0.5 mg/kg/日)から開始し、副作用に注意しながら7-14日間ごとに25-50 mg/day 増量する。通常維持用量は2-3 mg/kg/day
アザチオプリンが免疫抑制効果を発揮しているかどうか、MCV(平均赤血球容積)が正常上限(100)にて判断します。治療を開始して、MCVが少なくとも5以上上昇していない場合は、増量が必要になります。

アロプリノール(ザイロリック)などとの併用は特に注意し、どうしても併用する場合にはアザチオプリンの濃度を1/3-1/4に減らす

副作用
アザチオプリンの副作用の中で、服用開始後早期に発現する重度の急性白血球減少と全脱毛が NUDT15 遺伝子多型と関連することが明らかとされています。2019年にNUDT15 遺伝子多型検査が保険承認(SRL)されました。
Cys/Cys型の場合は、重篤な副作用リスクが高い様ですのでアザチオプリンは使用できません。Arg/Cys、HIS/Cysの場合は半量ぐらいからの使用が推奨されています。

  • 血液障害:再生不良性貧血、汎血球減少、貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形成不全、無顆粒球症、血小板減少、出血
  • 感染症
  • 肝機能障害、黄疸:肝機能酵素上昇により中止せざる終えないことは結構あります
  • 悪性新生物:悪性リンパ腫、皮膚癌、肉腫、子宮頸癌、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群等
  • 間質性肺炎

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