微小脳出血 (CMBs) 治療

微小出血(cerebral microbleeds; CMBs)が1つでも認められてしまった場合、脳出血発症の危険性は10倍以上に上昇します。一方で、脳梗塞発症の危険性も4倍程度に増加します。その危険性は特に脳葉型で高くなります。微小出血 診断のページで紹介した原因を特定し加療を行う必要があります。積極的な降圧によって、benefitが得られるのかどうかは不明ですが、なぜか脳卒中ガイドライン2009では、積極的降圧が推奨されています。

脳梗塞治療とCMBs

1. rt-PAとCMBs
systematic reviewでは、今のところCMBsの有無によりrt-PA投与後の症候性脳出血の増加にはつながらないとしています。現時点では、CMBs陽性例であってもrt-PAをためらってはいけません
2. 抗血栓療法とCMBs
いまだ明確なエビデンスはありません。抗血小板療法、ワルファリンによる抗凝固療法ではCMBsの検出頻度があがります。また、おそらく脳葉型CMBs陽性例では、ワルファリンにより死亡率が上昇すると考えられます。そのため、INRの適切なコントロールか、エビデンスはありませんが、新規抗凝固療法薬の使用を考慮します。
抗血小板療法に関しては、出血のリスクの上昇する併用療法は避けた方が無難と予想します。

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