振戦(tremor)診断

はじめに
振戦とは、体の一部に起こる不随意運動ですが、律動的で拮抗筋が交互に収縮するという特徴があります。この拮抗筋収縮の交互性を表面筋電図で示せれば証明できます。

分類
以下の4つに分けられますが、企図振戦、動作時振戦はオーバーラップすることがあります。

  安静時振戦(resting tremor)
  姿勢時振戦(postural tremor)
  企図振戦(intention tremor)
  動作時振戦(action tremor)

姿勢時振戦
例えば両上肢を前方に挙上して保持したり、肘を曲げて胸の前で両示指を付き合わせる様に保持させるなど、重力に抗する程度の姿勢で、よく見られます、。筋肉の長さを変えない収縮(等尺性収縮)による振戦です。上肢に多く、休息中や運動中はあまり見られません。
Hyperkinesies volitionnelles(意図動作時運動過多)という特殊な激しい振戦も、姿勢時振戦の1つの様です。
原因となりうる疾患:本態性振戦、生理的振戦、甲状腺機能亢進症、慢性アルコール中毒、Wilson病、尿毒症など

企図振戦
例えば、指鼻試験などで人指し指が目標に近ずいた時に見られる測定障害による小脳性の揺れが有名です。その他、何か運動をしようとすると実際に運動が始まる前から始まる企図・動作時ミオクローヌス、Charcotの記載した遅い姿勢時振戦が含まれる様です。

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