脊髄損傷update

Early sacral neuromodulation prevents urinary incontinence after complete spinal cord injury.Ann Neurol. 2010 Jan;67(1):74-84.
完全な脊髄損傷後の早期に,仙骨神経刺激装置を埋め込むことにより,排尿や排便,勃起機能を保つことができる.

Brainstem 1H nuclear magnetic resonance (NMR) spectroscopy: marker of demyelination and repair in spinal cord.Ann Neurol. 2009;66:559-6
脊髄損傷のモデルマウスではMRSによるNAAの値が,脱髄,再髄鞘化,症状の改善を反映しており,人での臨床試験でも有用かもしれない.

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ペンフィールドのホムンクルス

homunkurusu



運動皮質、感覚皮質における身体の対応部位を示した図

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抗血小板薬 治療

アスピリン:COX阻害薬ですが、COX-1阻害作用はCOX-2阻害の約170倍です。投与後20分以内に血漿中に検出されて、30-40分でピークとなり、1時間以内に血小板機能を阻害します。
アスピリン自体の半減期は約20分ですが、血小板は核を持たないので新しい酵素を生成できないため、アスピリン投与によるCOXの不可逆的な阻害効果は、血小板の寿命が尽きる10日間継続します。
各抗血小板薬の使用量

  投与量 作用点
アスピリン 81-200mg COX-I 阻害
ブレタール 200mg PDE3活性阻害
プラビックス 75mg アデニレートシクラーゼ活性増強
パナルジン 200mg
カタクロット 80mg2回 TXA2合成酵素阻害
キサンボン

各抗血小板薬の作用機序
antiplatelet

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肝性脳症 治療

肝性脳症の予防

    便通を整える
    消化管出血を予防する
    蛋白の摂取制限
    電解質異常の補正

肝性脳症の治療

    蛋白摂取制限:1日40g以下、糖質を中心に1,300から1,600Cal/日
    ラクチュロース: 腸内細菌によって乳酸を生じpHを低下させてしまうため、アンモニアの吸収を抑制(pHが下がるとNH3 →NH4+となって、イオンは吸収されにくいため)、下剤としての効果、エンドトキシン血症の予防
    分枝鎖アミノ酸(BCAA)の投与: BCAA投与により筋組織で取り込まれたBCAAはTCAサイクルを経て、α-ケトグルタール酸を経てグルタミン酸となり、これにアンモニアが結合してグルタミンを生成するためBCAA投与により血中アンモニアの濃度も低下する
    非吸収型抗生剤の投与: ネオマイシン、カナマイシン
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肝性脳症 update

Rifaximin treatment in hepatic encephalopathy. N Engl J Med. 2010 Mar 25;362(12):1071-81.
抗菌薬 (rifaximin)の6ヵ月間に渡る少量投与では非投与群と比較して投与群の方が、肝性脳症のエピソード、入院リス クとも半減していた

MRI findings associated with acute liver failure. Neurology 2009 72: 2130-2131.
急性肝機能障害により視床、海馬、島皮質に異常信号がMRIで検出された28歳男性例

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肝性脳症 診断

病態
食事中の蛋白質は腸内細菌の作用によりアンモニアに変換されて、アンモニアは肝臓で尿素に代謝されることになってます。
肝硬変などの肝機能障害によって、門脈血が肝臓を通らず、全身の循環系(下大静脈)に直接流入(portal – systemic shunt)と高アンモニア血症になり以下の症状を来します

臨床症状

    意識障害:異常行動,肝性昏睡
    不随意運動:はばたき振戦

診断

    血液:血漿アンモニア値の上昇(肝性脳症をおこす真の原因物質は不明)
    脳波:三相波
    脳MRI:T1強調画像における淡蒼球,中脳大脳脚の高信号

triphasic
典型的な三相波

    基線の上下を交替する3つの成分(陰−陽−陰、または、陽−陰−陽)から構成されます
    三相波の持続は300〜500msec程度で、成分的な持続時間は第3相が最も長く、次いで第2相、第1相という順になります
    振幅は一般に最初の陰性部分が50〜100μV、次の陽性部分が200〜300μV、最後の陰性部分が200〜300μVであり、一般に第2相が最も大きくなります
    前頭極・前頭・中心優位に出現します
    多くの場合、左右対称性・同期性です
    三相波は肝性脳症(肝性昏睡・肝脳疾患)にかなり特徴的に出現します
    三相波は嗜眠状態・せん妄状態の時期に現われ、最も多く観られるのは半昏睡の時期です
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